
あなたは、スマホが与える脳の影響について考えたことがありますか?
昔はガラケーだったり、スマホがない時がありましたが、現代では生活するにおいて欠かすことのできないツールとなっていますよね?
多くの方がスマホに依存しているのではないのでしょうか。
本記事ではスマホが体に与える影響について解説しますので、ぜひ最後までご確認ください。
目次
学習能力の低下

社会人になっても、学び続けることが必要であり、学び続けることは人生においても重要な事項の1つになります。
あなたはスマホが学ぶことへ悪影響を与えていることをご存じでしょうか。
ニュースなどで話題として取り上げられることもあるので、それとなく良くないと思いつつ、スマホは仕事や生活面で欠かすことができないので1日中手の届く所に置いていると思います。
スマホが与える影響で起きる大きな問題の1つに「集中力が削がれる」ことがあります。
例えば、仕事に集中している時にスマホの通知がなると気になってみてしまう経験はないでしょうか?

仮に仕事関連であっても、仕事の用事が終わると気がついたらSNSをチェックしたりネットサーフィンをしたりしてませんか。
このように集中力が削がれた後にまた集中するには労力が必要です。
なぜスマホに目が行ってしまうのかというと、私たちの脳がそもそも気を散らす外部からの刺激に弱くできているからです。
人類の進化を振り返ると、人類が誕生した時は狩猟をする生活をしていたため、外部からの身を守るためにも1つのことに集中することに危険性がありました。
音がしたり、肉食動物が近づいてきたりと、気配を察した時にすぐさま集中力を切り替える必要があったのです。
このような名残りから、1つのことに集中しても外部要因として何か変化があったときは、気を向けるという仕組みが残っています。
そして現代ではさまざまな企業がこの仕組みをハッキングしています。

例えば自社のサービスに貼り付きたくなるようなプラットフォームを作ったりゲームのアプリを作ったりなど、以前に比べて集中力を妨げられる環境に身を置いています。
集中力の切り替え自体はコンマ数秒しかかからないことに対し、再び元の作業に戻ってから100%集中するためには何分も時間がかかります。
そしてその時間を積み重ねた結果、作業の効率や精度が当然ながら下がってしまうのです。
そしてスマホは学習における記憶するフェーズにおいても悪影響を及ぼします。
外から取り入れた情報を記憶に変えるためには、その情報に集中することが必要です。
しかし、絶えず入ってくる情報に気が散る状況では作業記憶を長期記憶に変える脳の複雑なプロセスが阻害されてしまいます。
脳に外部からの影響を与えないために

集中力を削がれないためにも1つ知っておくべきことがあります。
それは私たちの集中力が利益を追求する企業のありとあらゆる工夫によって試されているということです。
スマホやSNSを開発する側の人たちもすでにこのことに気がついていて、スマホのスクリーンを見る時間に制限をかけたり、一定以上の連続投稿ができないような動きをしています。
ここからは、このような環境下において、集中力をスマホから守る手段についてお伝えします。
まず大事なことはスマホをどこにでも持っていくことを辞めることです。
寝室はもちろんのこと、勉強や仕事をする部屋にも極力持ち込まないことです。
さまざまな習慣があり全てを実行することはできないかも知れませんが、「自分はそれほど理性的になれない。スマホがあると集中力を失ってしまう」ということを認識し自覚を持つようにしましょう。

また、集中力を高めるために役立つことの1つに運動が挙げられます。
運動することは、「集中力・短期記憶・長期記憶・創造力・知能」など体に良い影響を与えます。
運動と聞くと本格的なスポーツが必要なのでは?と思う方がいらっしゃるかも知れませんが、散歩を含むあらゆる運動に効果があります。
ジムに通わなくても。1駅分を歩いたり、エレベーターの代わりに階段を使う程度でも良いとされています。
普段から運動をしていないという方は、激しい運動である必要はないので、歩く時間を作ることから始めてみてください。
通勤が電車という方は、いつも降りる駅より1つ前の駅で降りて歩く習慣を作ることをおすすめします。
まとめ

いかがだったでしょうか。
今回はスマホが集中力に与える関係性について解説しました。
スマホが身体に与える悪影響の1つに集中力を妨げてしまうことがあります。
集中力がなくなることで仕事では生産性が下がったりパフォーマンスが低下してしまいます。
とは言っても、スマホから離れる生活は現実的ではないので、悪影響を及ぼすことを認識しつつ、必要ではない場所には持ち込まない、視野に入る所にスマホをおかないなどすぐに実践できることから始めてみてください。