
あなたは仕事を行う上で定期的に振り返りの時間を作っていますか?
会社生活の中で業務繁忙になると、目の前の仕事が終わると次の仕事、そして次の仕事が終わるとさらに次の仕事と常に仕事に追われるようになり目の前の業務をこなすことに力を注いでしまいます。
その結果、自分の振り返りができていない人が多いのではないでしょうか。
仕事で結果を出すことができる人は必ずと言っていいほど定期的に自分の振り返りをしてメンテナンスをしています。
本記事ではなぜ定期的に振り返ることが良いのか、という点と成果を出す人が考えていることについて解説しますのでぜひ最後までご確認ください。
目次
2週間に1回振り返りをする

仕事や資格試験などで勉強が必要な時に、事前準備をした上で、その勉強が役立つのか、結果が出るのかはやってみないと分からないことです。
調べた勉強方法が自分に合っていなかったり、自分で情報収集したものの実はもっと効率の良い手法があるかも知れません。
このような時はどのように対処すべきでしょうか?
できる社員はここで「振り返る時間」を作るようにしています。勉強や仕事などについて、2週間に1回、立ち止まって考えます。
振り返りと聞くと一見難しそうで、かなりの労力がかかると思われるかも知れませんが、そんなことはありません。
15分〜30分程度、コーヒーやお茶を飲みながら、手帳やスケジュール表を眺めるだけで大丈夫です。
例えば、「先週読んだ本は役立ったか」「社内プレゼンはうまく行ったか」「会議で発言してよかった」など自分の中で反省します。
もし、勉強であれあば「インプットした情報をアウトプットできたか」「学習の進捗状況に遅れはないか」という形で確認します。
このような振り返りの時間を作ることで、うまく行ったことは評価して、そこからどのような結果が生まれたのかを確認します。
そして逆に悪かった点は修正し改善するプランを練ります。

また振り返る理由の1つとして機能していな作業などを無駄なことを辞める狙いがあります。ではやめる判断はどのようにしたら良いのでしょうか。
それは「緊急度」と「重要性」から判断します。例えば、「新規プロジェクトのための準備」「専門分野の知識アップデート」「資格取得」など勉強しなければいけないことが複数発生したとします。
この時にやるタスクとして判断するために、先ほどお伝えした「緊急度」と「重要性」を考えます。
まず、重要度が高く、緊急性が高い仕事を最優先事項として着手して、重要度は高いけど緊急度が低い仕事をどこのスケジュールに当て込むかを検討します。
一般的に考えれば、重要度が高く、緊急性低い仕事は後回しにしてしまいますが、長期的な視点で物事を考えた時に、重要性が高い仕事をこなすことで、結果的に業務効率化に繋がったり生産性の向上に繋がります。
まずは1週間に15分で良いので振り返りの時間を作ってみてはいかがでしょうか。
経験を学習と捉えること

一般的に、社会人の能力開発の70%以上は現場での経験によるものだ」と言われています。
仕事をやる時は、その仕事を遂行するための勉強時間などを含めて必ず何か「経験」をします。
もちろん経験の中には良い経験と悪い経験があると思いますが、重要なことはその経験から何を学び次に活かすことができるかの1点に尽きます。
このような経験学習ができる人ができる社員と言われます。例えば、あなたが営業部から総務部に異動になったとします。
この時に「営業部と総務部では仕事の種類が全く違うから営業部で培った経験を活かすことができない」と考えるのか、「営業の経験を活かして人材リソースを活用する仕組みを作ろう」と考えるかで残す成果が大きく変わってきます。
大きな成果を残すのは後者の考え方です。
できる社員は「新しいことに積極的にチャレンジする」気持ちを持っているので、営業で培った経験、コミュニケーションスキル、書類先作成のスピードなどを活かして総務部でも結果を出そうと考えると職種が変わっても自然とやる気が出てきます。
「自分の今までの経験を無駄にしない」という気持ちがモチベーション向上に繋がります。
まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は成果を出している人は定期的に振り返りの時間を作っているということに焦点を当てて解説をしました。
仕事をしていると、どうしても目先のことに追われてしまい、1つ1つの仕事の良し悪しについて振り返れないと思うかもいるかもしません。
しかし、仕事で結果を出すためには自分の行動が結果に対してどのような影響があったかを振り返る必要があります。
まずは1週間に5分でも良いので、曜日と時間を決めて振り返りの時間を作るところからぜひ始めて見てください。
振り返りと言っても、手帳やスケジュールを確認して自分の中で反省をするだけなので比較的取り組みやすい内容かと思います。