
みなさんは目標を立てることの重要性を理解していますか?
このように聞かれると多くの方は
「目標を立てることは大事だと思うけど、達成できるかは別だよね」
「目標を立てた方が良いのは分かるけど、重要性は理解していない」
と答えます。
目標とは月間の契約件数が5件といった具体的な数値のことで、数字を決めるからこそ人は自発的に動けるようになります。
実際に成果を出している方は、実行すると決めていて尚且つ、目標へのこだわりが強いことにあります。
本記事では実行するための正しい目標設定について説明しますので、実行力を身につけたい方、目標達成をしたい方はぜひ最後までご覧ください。
あなたの人生を変える目標設定の方法についてお話しします。
目次
- 目標と実行することはセットで考える
- 実行力のある組織は実践に重きを置いている
- 目標の立て方
- ①大きな目標の立て方
- ②小さな目標の立て方
- まとめ
目標と実行することはセットで考える

以前の記事でも取り上げたように目標を達成するための手段としてPDCAサイクルを回すことが必要であることをお伝えしました。
※PDCAを詳しく説明している記事がこちらにありますので、併せてご覧ください。
大きな成果を出すためにはPlanは計画ではなく「目標+実行」をセットで考えることが必要になります。
最初に目標(ゴール)を設定し、実行すると決めることで、人は自然とゴールに向けて何が必要か?を考えざるを得なくなります。
人はプレッシャーがかかった状況で考えると思考が倍速化します。
例えばこのような経験はありませんか?
締め切りが来週までの仕事があり、そのプレッシャーがピークに達して、どのようにすれば締め切りに間に合うか思考をフル回転させます。
思考をフル回転させた結果、知恵をなんとか絞り出して計画を動かした結果、締切に間に合う。
このように目標(ゴール)を設定し、行動を決断することで高いパフォーマンスを発揮することが可能になります。
これは企業でも個人でも当てはまることです。
実行力のある組織は実践に重きを置いている

明確なゴールの設定と実行の決断が常識では考えられない結果を作ることができます。
例えば多くの企業では事業戦略を立てるときに「SWOT分析」というフレームワークを使いますが、分析した結果、ほとんどの場合が「強みや機会がなかった」ということだけで次の行動に移すことができません。
SWOT分析とは、競合や法律、市場トレンドといった自社を取り巻く環境を「強み(strong)」「弱み(weakness)」「機会(Opportunity)」「脅威(thrteat)」の四つの要因から分析する手法のことです。

つまり事業戦略で分かることは、自分達に足りないものばかりなので、そこに時間を使うわけでなく、無いこと前提で「どうすれば立てた目標を達成できるか?」を考えるべきです。
そうすると、自ずと具体的な行動計画が出来上がり、あとは作った計画に沿って実行するだけになります。
では、どうやって目標を立てたらいいでしょうか?
目標の立て方を説明していきます。
目標の立て方

目標はただ立てればよいというわけではありません。
目標達成に向けて実行できる内容でないと意味がないのです。
目標を立てるときは「大きな目標」と「小さい目標」を立てます。
大きい目標とは月間・年間の目標値で小さい目標とは1日単位での目標です。
①大きな目標の立て方

ここまでは以下に決断して実行することの重要性をお伝えしてきましたが、次は「大きな目標」の作り方についてお話します。
目標設定と聞くと、「どれくらいの数値を求められているのだろうか」「何を基準値として設定すれば良いのか」と苦手に思われるかもしません。
目標設定で考えることは「ナンバーワンになるためには、どうすればよいか」ただこれに尽きます。
会社から与えられた目標がある場合は、その目標を達成できるように考えてみましょう。
ここでナンバーワンの考え方の一例をご紹介します。
営業マンであれば、所属する営業部で一番成果を上げている対象がナンバーワンになります。
ナンバーワンの営業マンが月に30件の契約をとるなら、それより多い50件の契約を取ることを目標として定めます。
ここで重要な項目は「目標は数字で設定」と「期限を設ける」ことです。
目標値がAさんより上!などと決めてしまうと、目標値への意識が削がれてしまうため、必ず数字で設定するようにしましょう。
期限についても、初めからきっちり決めておかないと緊張感がなくなってしまい、結果的にずるずると先延ばしにしてしまい、目標を達成することができなくなってしまいます。
大きな目標を決める時は、ナンバーワンになるためにはどのようにするかを考えること、目標は数字と期限を設けるようにしましょう。
②小さな目標の立て方

大きな目標が決まったら次に小さな目標を決定します。
小さな目標には明確なルールがあり、それは「毎日できる内容」「具体的なアクションプラン」です。
なぜ毎日か?というとPDCAサイクルを高速で回すことで目標達成に近づきます。
PDCAを回すサイクルとして1週間や1ヶ月は遅すぎます。
※PDCAを詳しく説明している記事がこちらにありますので、併せてご覧ください。
自分の失敗にできるだけ早く気づき、大きな痛手にならないうちに、こまめに改善を繰り返す。
この感覚がとても重要になります。
目標設定について数字を決めれない人は、仮でも良いので決めて実行することをお勧めします。
目標設定についても日々の改善で変わることは十分にあることなので、まずは実行することに重きを置きましょう。
また毎日の目標を決める理由に「モチベーションの向上」があります。
1日単位で見直すことができるので自然とゲーム感覚になります。
目標を達成した日は「勝つことができたので明日も頑張ろう!」
目標を達成できなかった日は「今日は負けたけど明日は〇〇を改善しよう!」といった形です
小さな目標では、毎日のアクションプランを決めて、その日に達成できる目標にしましょう。小さな目標はゲーム感覚になると仕事を楽しくすることができます。
まとめ

今回は目標設定の方法として「目標」と「行動」はセットで考えるべきで、目標は1日単位で具体的なアクションプランまで落とし込むことをお伝えしました。
高速でPDCAを回して大きな成果を出すためには「どのように行動するか?」という考え方が重要になってきます。
今回の記事を読んで、目標設定の方法や達成するための方法について感じる変化はありますか?目標設定に取り組んでみようと思えたら幸いです。