
あなたは決められた目標に対して行動し目標達成することができていますか?
多くの方が月間の売上目標など、決められた目標値に対して未達の月が続いてしまったり、なかなか思うような成果をあげることができない方が多いと思います。
本記事では目標を達成するための方法や考え方をお伝えしますので、今よりも人生を変えたい方はぜひご覧ください。
目次
未達が続く人の特徴

結論から申し上げると、思うように成果が出せない方は、正しいPDCAを回すことができないことに原因があります。
皆さんはPDCAの仕組みをご存じでしょうか?
聞かれると「どういう仕組みだったか」案外覚えていないものです。
実はきちんとPDCAを回していない、詳しいことが分からないという声をよく聞きます
実際にPDCAとはどのようなものだったかを振り返ってみましょう。

PDCAサイクルとは
Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字を取ったものです。
具体的に
Plan:目標・目的を設定し実行計画を立案します。
Do:計画を実行に移す。
Check:実行した内容の検証を行います。
計画通りに実行できなかった場合は、計画で通りにできなかった理由を入念に分析する必要があります。
Action:検証効果を受けて、どのような対策や改善を行うべきか検討します。
PDCAとはこの4段階のプロセスを順次行うサイクルのことをいいます。
では実際にはどのように回るのでしょうか?
PDCAの具体例を取り上げますのでご確認ください。

例えば、売り上げに伸び悩むコンビニがあったとします。
このコンビニでは利用者にアンケートを取った結果、売り上げが伸び悩んでいる原因は商品の魅力不足にあることが分かりました。
店長は、さっそく新商品を入荷することに決めましたが、どのような商品が受け入れられるのか、検討もつきません。
そこでPDCAサイクルで売れる新商品を探すことにしました。
はじめに:新商品の一覧から売れそうな商品を1つ選ぶ
Plan:新商品の1ヶ月の販売目標を立てる。
Do:選んだ商品を売り出す。
Check:1ヶ月後、新商品の売れ行きを検証する。
Action:売れなかった理由を分析し、より売れそうな新商品を売り出す。
計画(Plan)から行動(Action)のプロセスを繰り返して、売れそうな新商品を探す。
こちらが通常のPDCAサイクルの基礎です

いかがでしょうか?
このようにしてPDCAサイクルを回すことになります。
今日まで成果を出すことができない方、目標数値に対して未達になってしまう方はPDCAの具体的なやり方が分からなかったのではないでしょうか。
これがわかると成果を出すことができたり、実行力が身につくようになります。
私自身も、PDCAの精度が上がるにつれて、より成果の出る速さが早くなったと感じています。
何をやるか明確になると具体的な行動に移すことができるため、より大きなゴールに向けて走り出すことができます。
今までお伝えしたPDCAサイクルはごく一般的なものです。
もっと大きな結果を出すことができる効果的なPDCAの方法があります。
今回はそちらについても触れていきます。
高速でPDCAを回す考え方

今までお伝えしたように、仕事で結果を出すためにはPDCAを理解し、実行することの重要性を話しました。
ここからはより結果を出すためのPDCAの考え方を話します。
これを使うことで、さらに早く確実にPDCAを回すことができます。
先ほどの例え話を参考に取り上げると
はじめに:新商品の「1ヶ月の販売目標」を決める。
1ヶ月の販売目標から逆算して「1日の販売目標」を立てる。
Plan:新商品のリストを作り、1ヶ月と1日ごとの販売計画を立てる。
Do:リストに挙がった全ての商品を同時に販売する。
Check:毎日「1日の目標」を達成できたか検証する。
Action:検証を元に商品の並べ方、見せ方などを毎日改善する。
1ヶ月後、どれが「1ヶ月の販売目標」を達成できるか商品かを数字で検証する「1ヶ月の販売目標」を達成できる商品に絞って販売する。
通常のPDCAとどこが違うでしょうか?

ポイントは次のところです。
- 1ヶ月の販売目標と1日の販売目標がある。
- 複数の商品を一度に試す。
- 毎日検証している。
- 1番売れた商品に焦点をあて集中する。
このように1日ごとで目標を作り検証を繰り返すことで、圧倒的な成果を出すことができます。
そうはいっても、今からすぐにいろんな人を巻き込んで実施するのは難しいと感じるかもしれません。
まずは、あなた一人でできるPDCAを回して、身に付けていくのはいかがでしょうか?
1日ごとの目標値を決めることで、その日にやることが明確となり、自ずと実行力が身につきます。
ただ正しいやり方を身につけるためには「毎日の目標を設定すること」が大事になります。
次の記事では目標設定の重要性についてお話しますのでぜひご覧ください。
まとめ

今回は思うように結果が出ない人のやるべきこととは?についてお話し、それを解決する方法として高速PDCAを取り入れることをお伝えしました。
ダイヤモンド社出版、三木雄信さんが著書の「孫社長のむちゃぶりをすべて解決してきたすごいPDCA」でも書かれていますが、著者の三木さんはソフトバンク時代に培った高速PDCAサイクルで成果を出しています。
また独立した新会社でも高速PDCAを取り入れることで1年後に決めた目標を達成しています。
つまり誰でも正しいやり方を身につければ再現性があるということです。
ぜひ皆さんも自分の仕事のやり方にPDCAを落とし込んでみてはいかがでしょうか?
きっとその行動が人生を変えるきっかけになります。